ぼくの技術日誌

日誌って銘打っていますが、更新頻度が…

VisualStudio2015とVisual C++ for Linux Developmentを使ってみる

はじめに

最近、Microsoftが公開したVisualStudio向けLinuxアプリ開発アドオン、Visual C++ for Linux Developmentを使ってみました。
既に詳細な解説をしてくださっている方が多いので、今回はリンクをまとめておく程度で。

なお、こちらの実行環境は下記のとおりです。

環境構築

下記リンク先に従ってVisual Studio Community 2015とVisual C++ for Linux Developmentをインストールすれば、Visual StudioLinuxアプリのデバッグ実行ができます。

Visual C++ for Linux Development | Visual C++ Team Blog

Visual C++ for Linux and Raspberry Pi Development - Scott Hanselman


実行環境となるLinuxにg++とsshサーバーをインストールさせているあたり、ssh経由でLinux上でプログラムをビルドさせているような気がします。
Visual Studioにてプロジェクトのプロパティを見てみると、コンパイラ設定の欄(構成プロパティ->General->Platform Toolset)が「Remote_GCC_1_0」と書いているあたりからもそう思えます。
また、ゲストとホストで実行ファイルが生成される様子をウィンドウを並べてみてみると、ゲスト→ホストの順に実行ファイルが生成されていました。

はまりどころ

/usr/includeの補完が効かず、これでは本格的に使えないかなーと思っていたら、sambaで共有することで解決されている方がいました。
ありがとうございます!
詳細は下記リンク先の「おまけ」をご覧ください。

[メモ] Visual C++ for linux Development でOpenGL - Qiita

さいごに

gccが無い環境でもデバッグするために、「仮想Linuxでクロスコンパイル」→「ターゲット上でデバッグ実行」ができるなら、Visual Studioを積極的に使ってみたいと思います。